イスラエルは国民に新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)を受けるよう促しており、受けていない人に対し旅行や外食などの活動を制限する方針を示している。同国のワクチンパスポート、いわゆるグリーンパスの保持者は、2回目の接種から6カ月以内に米ファイザー・独ビオンテック製ワクチンの3回目を接種しなければ、これを失うことになる。コロナウイルス対策責任者サルマン・ザルカ氏が29日の記者会見でこの新方針を発表し、「ワクチン接種が意味するところを改訂する」と述べた。イスラエルの保健当局者は、3回目以降の追加接種が必要かどうかはわからないと話す。それでも、感染力の強い変異ウイルス「デルタ株」の流行を受け、できるだけ多くの人に3回目の接種を受けてもらうため積極的に動いている。同国では現在、12歳以上で2回目の接種から5カ月がたっていれば、誰でも追加接種を受けることができる。
イスラエル、ワクチンパスポート維持に接種3回義務化
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