米紙ニューヨーク・タイムズ(NYタイムズ)は、自社の消費者向け製品レビューサイト「ワイヤーカッター」を有料化する。主力であるニュース商品にとどまらず、サブスクリプション(購読)事業の多様化を目指す。9月1日から、4週間5ドル(約550円)または年間40ドルで、ワイヤーカッターだけを単体(スタンドアロン)で購読できる。既にNYタイムズのプレミアムデジタル購読または宅配購読を利用している読者は、引き続きワイヤーカッターに無制限にアクセスでき、購読料にも変更はない。NYタイムズのスタンドアロン商品グループの責任者、デービッド・パーピック氏によると、同紙はデジタル化を図る中で、料理レシピやパズルゲームのほか、ユーザーが商品を購入する際の判断材料を提供することで、従来の紙媒体が担っていた補助的なニーズの一部に対応しようとしている。