米小売り最大手ウォルマートは、31日からニューヨーク市の一部で食品宅配サービス会社のインスタカートを通じて食料品の配達を始める。同市はウォルマートが長年にわたって参入に苦戦している市場だ。配達地域はブルックリン、クイーンズ、ブロンクスの一部で、マンハッタン島は対象外。ニューヨーク市にはウォルマートの実店舗がないため、インスタカートの買い物代行者は市外の店舗で食料品を購入して届けるという。ウォルマートは昨年、カリフォルニア州の少数の都市とオクラホマ州タルサでの食料品配達でインスタカートと提携。ウォルマートの広報担当者によると、両社は他の都市部でのテストで新たな顧客を獲得した後、提携対象地域をニューヨーク都市部に拡大することを決めたという。
ウォルマート、NY市の一部で食料品の配達開始
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