アフガニスタンでは1日も北部と中部でイスラム主義組織タリバンと地元武装勢力との衝突が発生した。米軍が20年にわたるアフガン駐留を終えた後、タリバンは首都カブールの支配力を強化している。米国主導の退避作業が8月末で終了したことを受けて、多くの米国人やアフガン国民が同国から出国できない状態だ。タリバンは、アフガン国内の州で唯一制圧していない北東部パンジシール州のショトゥル地区を占拠したと表明した。パンジシールは、1990年代にタリバンに対抗した司令官の息子が率いる反タリバン勢力の拠点だ。タリバン幹部のアミール・カーン・ムタキ氏によると、タリバンはタンジシール州の平和的委譲を交渉しようとしたが、協議は実らなかった。同氏はタリバンがタンジシールを包囲したと語った。