アントニー・ブリンケン米国務長官は7日、当地で記者会見し、アフガニスタンから米国人とアフガン人がチャーター便で出国するのを阻んでいる問題の解消に向けて、米国がイスラム主義組織タリバンと交渉中だと表明した。他国も近くカブールの空港での国際便の運航再開を目指した作業を進めている。ブリンケン氏はロイド・オースティン国防長官およびカタール当局者との共同記者会見で、米国が数時間前からタリバンと交渉していることを明らかにした。ブリンケン氏によると、タリバンは適切な書類を所持している人に限り、チャーター便での米国人などの出国を認める意向。だが身元を証明する書類を所持する人と所持しない人が混在するグループの出国は認めない方針だ。ブリンケン氏は記者団に、書類を所持していない人と所持している人が一緒にグループ化されているため、出発が認められていない状況だと話した。