米半導体大手インテルは7日、欧州での半導体工場の新設に最高950億ドル(約10兆円)を投じる計画を明らかにした。世界的な半導体不足を背景に、業界では能力増強に向けた国際競争が起きている。  インテルのパット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)はこの日、欧州の新拠点に2工場を計画しているほか、さらに拡張する可能性もあることを明らかにした。これに伴い、約10年間での投資総額が最高約10兆円になると話した。  ゲルシンガー氏はドイツ・ミュンヘンでの自動車業界のイベントで「半導体需要が持続するこの新時代には、大胆で大きな考え方が必要だ」と語った。