米バイデン政権と他の民主主義諸国は、アフガニスタンの実権を掌握して勝利に酔うイスラム主義組織タリバンに対し、9.11米同時多発テロ以前にアフガンを統治し、国際テロ組織アルカイダとその指導者の故オサマ・ビンラディン容疑者をかくまっていた当時と同様の行動を取らないよう懇願してきた。タリバンは7日、こうした声に対する最初の反応として、新政府の人事を決め、シラジュディン・ハッカニ師を内相に起用した。これは文字通り、ジハーディスト(イスラム聖戦主義者)のテロリストを、国内の治安維持責任者に据えたことを意味する。ハッカニ師は米連邦捜査局(FBI)の最重要指名手配リストに載っている人物であり、米国は最大1000万ドル(約11億円)の報奨金を提示して、同氏の拘束につながる情報を求めている。
【社説】ハッカニ師は米国の友人か
アフガンの新内相は指名手配中のテロリスト
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