米食品医薬品局(FDA)は15日、国内で承認されている新型コロナワクチンについて、追加接種(ブースター)がなくても十分に重症化や死亡などへの防御効果が得られると述べた。追加接種の必要性に関するバイデン政権の議論が複雑化する可能性もある。  FDAは15日に公開した報告書の中でこの発表を行った。同報告書には、米ファイザーと独ビオンテックが16歳以上を対象とした追加接種承認への一環として提出したデータに関する分析が含まれている。この報告書については、追加接種が必要な対象や時期に関する議論の一環として、外部委員会が17日にその他の情報とともにレビューを行う。