投資家はマカオへの賭けから手を引こうとしている。ギャンブルの中心地であるマカオが、中国の全面的な規制強化で次のターゲットになる可能性が懸念されている。中国の半自治都市であるマカオは、来年6月のカジノ運営ライセンスの失効を前に、カジノ法の改正に関する意見公募を開始した。これを受け、マカオのカジノ運営業者の株価は15日、急落した。永利澳門(ウィン・マカオ)は29%安、金沙中国(サンズ・チャイナ)も33%安と売り込まれた。意見募集稿にある最も驚くべき提案は、具体的な導入方法は示していないとはいえ、政府がカジノ事業者を直接監督する代理人を導入すべきというものだ。これは最近の中国のインターネットや教育に対する締め付けと同様に、業界の管理が厳しくなるとの懸念を引き起こした。