米カリフォルニア州で14日行われたギャビン・ニューサム知事(民主党)のリコール(解職)を問う住民投票では、反対票が圧倒的多数となり、同知事の続投が決まった。このことは、来年の中間選挙と今年のバージニア州知事選挙に向け、他の民主党政治家に支持基盤を固めるためのモデルを提供するかもしれない。民主党はこうした選挙を前に、ジョー・バイデン大統領の支持率低下や、新型コロナウイルスの新たな感染拡大といった難題に直面している。リコール投票はそれ自体があまり例のないもので、その上、カリフォルニア州は民主党が極めて強い州だ。それでも民主、共和両党のアナリストらは15日、今回のニューサム氏が一方的に勝利した背景には、2022年の中間選挙に関する教訓が含まれていると指摘した。AP通信の集計によれば、全体の3分の2の投票区で開票が進む中、15日朝の段階でニューサム氏の続投支持が64%、解職支持が36%となっている。
米加州知事のリコール不成立、共和党には警告
ニューサム・カリフォルニア州知事の勝利、民主党に進むべき道示す
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