米アマゾン・ドット・コムは自前の百貨店にハイテクを駆使した試着室を設け、プライベートブランド(PB)の衣料品を試す機会を提供して販売促進を目指す計画だ。複数の関係者が明らかにした。アマゾンは百貨店形式の大規模小売店を来年にも開設する可能性がある。関係者らによると、この大型店舗はアマゾンのPB商品を中心に、同社サイトで展開する他社ブランドのTシャツやジーンズを販売する場にする。アマゾンはネット通販と実店舗での服の購入にまつわる不便な点の一部に対処すると同時に、PBの認知度を向上させられるかをみたい考え。アマゾンがこれまでに実験を行ったアイデアの1つは、客がスマートフォンアプリで試着したいアイテムのQRコードをスキャンすると、販売員が商品を試着室に届けるというものだ。