「どんな人でも運がよくなれる」、それが風水の持つ力です。
そういうと、まるで魔法のようだと思われるかもしれませんが、風水とは、自分の力で運気を引き寄せるための法則を解き明かした学問であり、その法則をしっかりと守れば、どんな人にも自分の思い描く幸せが訪れるものです。
この連載では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法祖紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?

願う 子どもPhoto: Adobe Stock

すべての運は
希望をもつことから始まります

「幸せになりたい」「運がよくなりたい」という願いは、誰もが抱くもの。でも、皆さんは、自分がほしい「幸せ」や「運のよさ」を具体的にイメージできていますか?ただ何となく「運がよくなりたいな」とか「幸せになれたらいいな」と思っているだけ、そんな人がほとんどなのではないでしょうか。

でも、なりたい自分が決まっていないのに、運がほしいからと、空間に何かを置いたりやたらとモノを捨てたりするのは、暗闇で目指す方向もわからないのに、むやみに走り回ったりするようなもの。どんなに一生懸命やっても、それが自分の目指す「幸せ」と合致しているかどうかはわかりません。それに、自分のほしい運がわかっていなければ、目の前に「その運」がやってきても、わからないですよね?

ですから、まずはあなたのイメージする「運のいい人」とはどんな人なのか、具体的に考えてみる必要があります。思いつかない場合は、これまで自分の身に起こった「運のいいこと」を書きだしてみて。

なかには「運がよかったことなんてない」という人もいるかもしれませんが、「運がいいこと」は大きな出来事だけとは限りません。「今まで健康に過ごしてこられた」「病気にかかったけれど回復した」「家族と仲良く過ごせている」などの平凡に思えることも、「運がよかったこと」に含めれば、きっとたくさん思いつくはずです。これを書くことは、自分自身を見直し、運のベースを再確認することにもつながるのでぜひ実践してください。

そのうえで、この先、自分がどうなりたいのかを考えてみましょう。「こうなりたい」という希望は、人生という道を照らす光。光がなければ、自分自身も周りの環境も見ることができません、希望という光をもつことで、自分の環境が今どうなっているのか、この先どうすればいいのかが自ずとわかってくるはず。それがすべての運の出発点です。

本原稿は、李家幽竹著『どんな運も、思いのまま! 李家幽竹の風水大全』からの抜粋です。この本では、風水とは何かを解き明かし、日常生活での「衣」「食」「住」「動」すべてを使って運を上げる方法を紹介しています。風水を知り、実践して、これまであきらめていた夢や目標を実現してみませんか?(次回へ続く)

「運がよくなりたい」では<br />運がよくならない理由

李家幽竹(りのいえ・ゆうちく)
韓国・李朝の流れをくむ、ただ一人の風水師。「風水とは、環境を整えて運を呼ぶ環境学」という考え方のもと、衣・食・住、行動全般にわたるさまざまな分野でアドバイスを行っている。女性らしい独自のセンスで展開する風水論は幅広い層に支持されている。現在、テレビ・ラジオ・雑誌・セミナーなどで幅広く活躍。風水を仕事にする人材を育成するため、「一般社団法人 李家幽竹空間風水学会」を設立し、理事長をつとめる。
主な著書に、『ナンバー1風水師が教える運のいい人の仕事の習慣』『改訂新版 絶対、運が良くなる旅行風水』『絶対、運が良くなるパワースポット』『絶対、お金に好かれる! 金運風水』(以上、ダイヤモンド社)、『おそうじ風水』『運がよくなる 風水収納&整理術』(以上、PHP文庫)、『最強 パワーストーン風水』(秀和システム)、『李家幽竹の開運風水』『九星別365日の幸せ風水』シリーズ(以上、世界文化社)など多数。
オフィシャルウェブサイトでは会員限定の風水コンテンツを配信中。