フェイスブックはここにきて、新たなプロダクトの投入を遅らせている。同社のプラットフォームによる有害な影響を調査した一連の内部資料に関する報道が相次いだほか、これに絡み議会で公聴会が開催されたことが背景にある。事情を知る関係筋が明らかにした。また、複数のフェイスブック幹部が、既存のプロダクトに関する作業についても一部停止させた。さらに十数人が「会社のイメージに関する見直し」を進めており、フェイスブックがどのような批判にさらされる可能性があるかや、プロダクトが子どもに悪影響を与えないよう確実する取り組みについて調べているという。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は5日、フェイスブックへの投稿で、向こう数日に全社的に業務内容を精査するとともに、同社のプロダクトに関する研究を続けるよう各リーダーに指示したと明らかにした。その上で「我が子を含め、子どもに望むオンライン上での経験について熟考している。子どもにとって安全かつ望ましいものを構築することが自分にとって極めて重要だ」と述べた。
FBが新製品の投入先延ばし、一連の批判受け対応急ぐ
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