ひろゆきが呆れる「給料日に絶対やらないとマズいこと」第1位は?ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語った『1%の努力』は、34万部を超えるベストセラーになっている。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

「給料日」は楽しみですか?

 みなさんは、「給料日」を意識して働いていると思います。1ヵ月の給料がいくらになったのか。その程度は把握しておくべきでしょう。

 しかし、それを「心待ちにする」のはちょっと危険じゃないかと思うのです。

 なぜなら、給料のお金をカツカツで生活してしまっているからです。別に、毎月の生活費に余裕があるのであれば、給料日を待つ必要はありません。

 でも、毎月振り込まれるお金を「予算」「お小遣い」のように、すべて使い切らないと気が済まないのであれば、非常に危ない金銭感覚なんでしょう。

「金銭感覚」を取り戻す

 金銭感覚を取り戻すためにやるべきことは、「節約」や「我慢」だと思いがちですが、そうではありません。

 ダイエットも同じなのですが、空腹であることを我慢し続けると、必ずリバウンドします。無理をせずに続けることが大事になります。

 まず、給料日にやるべきことは、「一定のお金を別の口座に移すこと」です。金額は、最初の頃はいくらでも構いません。「3000円」でも「5000円」でも「1万円」でもいいでしょう。それを毎月の給料日にやるようにします。

 そして、その口座からは、「今後いっさいお金を引き出さないこと」です。お金を封印してしまいます。どんなことがあっても、絶対にお金を引き出してはいけません。

「天引き」を当たり前にする

 ちょっと欲しいものがあったり、困ったことがあっても、その封印は解かないようにします。

 頭の中に「あの口座にまだあるから……」と思うことすらダメです。とにかく、それを習慣にしてしまいましょう。

 習慣にするには、ハードルを下げるのがポイントです。だから、毎月3000円でもいいから、できる金額から始めるのです。いわゆる給料の天引きを自らできるようにするのが、金銭感覚を取り戻す第一歩ですね。

 1年間くらい続けてみると、今度は、それをやめることのほうが気持ち悪くなるはずです。そして、1年も経てば、「絶対に引き出してはいけない」ということが身に染み付いているはずです。

 その状態を目指しましょう。子どもが大きくなったときや、勤めている職場が経済的に危なくなったときなど、いざというときに味方になってくれるはずです。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、34万部を突破した『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。