現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
全国のベストセラーランキングで続々と1位を獲得し、34万部を突破した著書『1%の努力』では、その考え方について深く掘り下げ、人生のターニングポイントでどのような判断をして今のポジションを築き上げてきたのかを明らかに語った。
この記事では、ひろゆき氏に気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)
人と会うことの「価値」
長い人生において、さまざまな人に会うことは経験になります。学生のうちからアルバイトで社会人と触れ合ったり、社会人になってからは他業種や年代の違う人と話すようになったり。できるだけ自分と近くない人と会うことには「価値」があると思います。
自分と似た人とは居心地がよいかもしれませんが、学べることが極端に減ります。昔話や思い出話も多くなります。どんどんと「過去に生きるつまらない人間」になっていっちゃうんですよね。
とはいえ、いろいろな経験を積むと、「関わらないほうがいい人」というのもわかってきます。そういう人について語ってみようと思います。
「ダメな口グセ」ワースト1は……
関わったらいけない人の口グセは、「私たち(俺たち)友達だよねー」などとお互いの関係を確かめ合うような言葉です。
関係性をわざわざ口に出すような人は、かなりやばい人です。なぜなら、相手を動かそうとするときの「理由」を勝手に作り出したり押し付けたりするからです。
「友達だよね」の後に続くのは、たいてい「お金貸してよ」「宿題手伝ってよ」「家に泊めてよ」などの無理を押し付けるようなことです。そこまで直接的じゃなくても、「もう少し付き合ってよ」「まだ帰らないよね?」というプレッシャーにもなります。
言っちゃおしまいな言葉がある
友達かそうでないかなんて、口に出したら終わりです。
もっと最悪な人なら、「義理があるよね?」「感謝してるよね?」などと反社のような言い方をするような人もいます。
その人にとって「義理があるのか」「感謝しているのか」は相手が心の中で決めることです。友達だってそうです。お互いに「友達だよな」「うん」なんて会話は、せいぜい1回やるかどうかです。
本当の友達なら、「お互い友達だよね」「仲良いよね」と確かめ合うことなんてやりません。ましてや、それを理由にお願いをして相手を動かそうとするのは野暮極まりない行為です。
ということで、そういうことを言う人とは、関わらないほうがいいでしょうね。一方的に搾取してくるタイプですから、ちょっと距離をもって接したほうがよいと思います。
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、34万部を突破した『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。