米フェイスブックのサービスが及ぼす悪影響に関する同社の内部文書が明るみに出たことを受け、米連邦取引委員会(FTC)が調査を開始した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。関係者1人によるとFTCは、個人情報の管理を巡りフェイスブックが2019年に合意した和解条件に違反した可能性が内部文書に示されていないか、調査しているという。FTCはコメントを控えている。フェイスブックの内部文書には、同社のアルゴリズムが不和を助長している証拠や、同社の写真共有アプリ「インスタグラム」が10代の少女を中心とする多くのユーザーにとって有害であるとの調査結果が示されていた。こうした資料は、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の一連の調査報道「フェイスブック・ファイル」のベースになっている。