米アップルが28日発表した7-9月期(第4四半期)決算は、通期利益が1000億ドルの大台に迫るなど、好調な内容となった。ただ、年末商戦に当たる10-12月期(2022年9月期の第1四半期)については、サプライチェーン(供給網)の制約による影響が広がるとの見方を示した。ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)はインタビューで、それでも10-12月期は前年同期比で増収を見込んでいると語った。マエストリ氏は、アップル製品の一部では、同社が望ましいとする水準を超えて納品までの待ち時間が長くなっていることを認めた。供給制約が7-9月期の売上高を約60億ドル下押ししたとし、10-12月期はさらに悪化するだろうと述べた。