米アマゾン・ドット・コムが28日発表した7-9月期(第3四半期)決算は、売上高と純利益が予想を下回った。同社は雇用市場のひっ迫とサプライチェーン(供給網)の混乱が業績の重荷になると示唆した。今回はアンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)就任後の期間が中心となる初の四半期決算。ジャシー氏は7月5日、創業者のジェフ・ベゾス氏の後任として新CEOに就いた。7-9月期の売上高は1108億ドル。純利益は32億ドルで、前年同期の63億ドルから急減した。市場予想は売上高が1116億ドル、純利益が46億ドルだった。ジャシー氏は発表文で、10-12月期は「消費者向け事業で数十億ドルの追加コストが発生すると予想している。今年の年末商戦は顧客や販売パートナーへの影響を最小限に抑えるために必要なことを全て行いながら、人手不足や賃金コストの増加、世界のサプライチェーン問題、運賃・配送料の上昇に対処するためだ」と述べた。
アマゾン、7-9月期は大幅減益、売り上げ鈍化とコスト増響く
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