インド政府はフェイスブックに対し、同国内での扇動的コンテンツの監視・削除の慣行を詳しく説明するよう求めた。複数の政府当局者が明らかにした。当局者によれば、電子情報技術省が今週に入り、フェイスブックのインド部門トップに書面で要請した。同国のサービスに反イスラムを中心とする問題コンテンツがまん延しているとフェイスブックの研究者が判断した、との23日のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道を受けた動きだ。当局者によれば、政府はフェイスブックの回答次第でさらなる情報が必要かを判断する。今回の情報要請は予備的なものだ。フェイスブックの広報担当者はコメントを避けた。先のWSJの報道について、別の広報担当者は、サービス利用者を保護する総合戦略があるとし、フェイスブックは多様な言語でヘイトスピーチ(憎悪表現)を検出する技術に大きく投資した、と述べた。
フェイスブック、インドが投稿監視の情報要請
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