バイデン米政権は、トランプ前政権の方針により国境付近で引き離された移民の家族に対し、1人当たり約45万ドル(約5100万円)の補償金を支払うことを検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。政府の対応が原因で精神的外傷を抱え続けているとする家族が起こした訴訟の和解に向け、複数の政府機関が努力を続けている。関係者によると、司法省、国土安全保障省、厚生省の3省は、1家族当たり100万ドル近くになる支払いを検討しているが、最終的な金額は変わる可能性がある。米国で難民申請を行う目的でメキシコから不法入国した家族は親1人・子1人を含むケースが大半だったが、それぞれの状況により支払われる金額は少なくなる可能性もあるという。
米政府、国境で引き離された移民家族1人につき5100万円の補償金検討
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