年間売上高で世界最大規模のIT(情報技術)企業2社が、ITだけを頼りにビジネスをできないのは何とも皮肉な話だ。アップルとアマゾン・ドット・コムが28日に発表した7-9月期決算は、いずれも期待外れとなった。両社とも売上高と営業利益がアナリスト予想を下回った。アマゾンが示した10-12月期(第4四半期)見通しも市場予想に届かなかった。依然として具体的な見通しを示すことを控えているアップルは、10-12月期(2022年9月期第1四半期)について、サプライチェーン(供給網)の制約が7-9月期よりも悪化するだろうと述べた。両社の株価は決算発表後に時間外取引で約4%下落した。