国際貿易の機能が低下する中、企業経営者らは少なくとも短期的には、国外のパートナー企業とのつながりや、グローバル経済の利点に関する社会的通念を捨て、たとえコスト高になるとしても信頼性を高める道を選び始めている。一部企業は、労働力と生産施設を自社の近くに移したり、工場とサプライヤーとの距離を縮めたりしている。他の企業は、サプライヤーを買収したり、従来の外注業務を社内に取り込んだりしている。デュポンの元最高経営責任者(CEO)で現在は3Dプリンティング企業カーボン社のCEOを務めるエレン・カルマン氏は「こうした対応の目的はコントロールだ。私は不透明な世界をよりしっかりコントロールしたいと考えている」と語った。
コロナで変わる企業経営、さらば外部委託
たとえコストが高くても信頼性を高める道へ
有料会員限定
あなたにおすすめ