米ソフトウエアメーカーのヴイエムウェアは14年余りに及ぶ公開市場での取引を経て、ようやく独自の道を歩むことになる。投資家はその餞別(せんべつ)を享受すべきだ。何カ月も前から計画されていた米デル・テクノロジーズからのスピンオフ(分離・独立)が1日に完了するのに伴い、ヴイエムウェアの株主たちは計115億ドル(約1兆3120億円)の特別配当を受け取る。デルは昨年にスピンオフの検討を開始した。いわゆる仮想化ソフトウエアの草分け的存在であるヴイエムウェアを、ストレージ大手のEMCの買収を通じて取得してから約4年たっていた。仮想化ソフトウエアは企業が自社ネットワークから実際以上の能力を発揮させるために使用される。ヴイエムウェアは2007年に上場したが、当時はまだEMCが同社の過半数株式を保有していた。
VMウェアのソロ活動、きれいな歌声響くはず
デルからのスピンオフで投資家に恩恵
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