ひろゆきが断言する「30歳までに持っておきたい貯金額」は、いくら?ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語った『1%の努力』は、34万部を超えるベストセラーになっている。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

何をやればいいですか?

 優秀で血気盛んでバリバリ働きたい人から、「30歳までに何をすればいいですか?」という質問を受けます。

 とりあえず最初に入った会社でバリバリ働いてもらえればいいのですが、全員に共通して言えることもいくつかありそうなので、それについて見ていきましょう。

仕事のスキルは人それぞれ

 仕事のスキルについて聞かれることがあるのですが、実際に働いていくうちに、どんなスキルが必要なのかは自然とわかってくるんですよね。

 自分の向き不向きもありますし。「人前でプレゼンしてみたけど苦手だ」と思うなら、それ以外の資料作成や根回しを頑張ればいいですし、「クリエイティブなことには自信がある」と思ったのなら、企画に関する部署に異動できるように頑張ればいいですし。

 それを丸っと「営業スキルを身につけましょう」とか言って片付けるのは、なんか違う気がするんですよね。

 なので、「30歳までに何すればいい?」という質問には、「とりあえずお金を貯めておけ」と言います。

30歳の目標金額は……

 お金の余裕は、心の余裕です。

「いつでも辞めてもいい」と思えると、思い切ったチャレンジもできるようになります。いざというときにも困りません。

 できるのであれば、大卒の22歳から30歳のあいだに、「1000万円」を貯めてほしいなと思っています。

 最初の3年くらいはカツカツなのだとしたら、「500万円」でもいいと思います。30歳で「500万~1000万円」。これを目標に頑張ってほしいなと思います。

 30歳であれば、22歳のときに借りたマンションに住み続けることも可能でしょうし、独身であれば「自炊」や「お金のかからない趣味」を極めることもできるでしょう。あるいは、実家に住み続けるのもアリだと思います。

 それらを普通に頑張れば、1年で100万円くらいの貯金はできるはずです。なんなら、毎月の給料は使ってしまったとしても、年間のボーナスを丸々残しておけばいいわけですから。

 ということで、いいところに就職できた意識高い人は、ぜひそれを目標に頑張ってみてください。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、34万部を突破した『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。