ジョー・バイデン米大統領は16日、記者団に対し、米連邦準備制度理事会(FRB)の議長人事について今週の終わり頃に明らかにする可能性を示唆した。バイデン氏は、来年2月に4年間の任期が切れるジェローム・パウエル現議長を再任するか、他の人物を選ぶかを検討している。バイデン氏は11月に入り、パウエル氏とラエル・ブレイナードFRB理事と面談していた。バイデン氏は16日、議長人事の決定に近づいているかを問われ、「4日ほど」で発表できるだろうと述べた。ただ、その後ホワイトハウス関係者は、バイデン氏が25日の感謝祭前に決断するとの見方を示し、発表が来週にずれ込む可能性があると示唆した。上院銀行委員会のシェロッド・ブラウン委員長(民主、オハイオ州)は16日、パウエル氏とブレイナード氏のどちらかが上院で承認されることは「絶対に間違いない」と記者団に語った。