米商工会議所がリナ・カーン連邦取引委員会(FTC)委員長との対決姿勢を鮮明にしている。FTCに宛てた書簡では、カーン氏の動きはFTCの法的権限を逸脱していると主張している。商工会議所はFTCに宛てた19日付の書簡3通で、法的に問題となる行政手続き違反の可能性を指摘。商工会議所はさらに、情報公開法に基づきFTCに30件以上の文書開示請求を行う予定。文書にはカーン氏や同氏スタッフの個人的な通信記録が含まれる可能性もある。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はこうした書簡や開示請求を確認した。商工会議所のスザンヌ・クラーク会頭はインタビューで「経済界では、FTCが戦いを仕掛けてきたのでわれわれも応戦する必要があると感じている」と述べた。