米自動車大手フォード・モーターと電気自動車(EV)新興のリビアン・オートモーティブは将来のEV共同開発を断念し、それぞれの道を歩むことを決めた。両社が先に発表した戦略提携は、フォードの時価総額を大幅に押し上げていた。フォードの広報担当者は19日、特定のEV計画を撤回することを両社が決定したと述べた。両社の担当者によると、それぞれのプロジェクトに注力することを双方ともに決断し、2019年初めに合意した提携で目指してきた新モデルの共同開発計画は白紙に戻った。リビアンは、「フォードが投資家にとどまり、電動化された未来へ共通の道を歩む同胞であり続けることに変わりはない」と述べた。フォードの広報担当者は、当初の合意以来、「彼らのEV開発とわれわれのEV開発は共に大きく前進した」とし、互いに独自に前進するための自信が深まったとしている。