商品の品切れにイライラしている親の中には、新手の「サンタの手伝い」を頼りにしている人々もいる。消費者にも使いやすい「ショッピングボット」だ。ショッピングボットとは、小売りサイトを巡回し、品切れ商品の再入荷時期を調べ、自動的に注文するものだ。この技術はこれまで、需要の高い商品を購入し利益目的で転売する業者に利用されてきたが、現在は年末のショッピングに必死な人々にも利用されている。電気技師のクレイグ・ダグラス(34)さんは、上の子2人にはソニーの家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)5」を、下の子2人にはミニカー「ホットウィール」の洗車機プレイセットとアニメキャラクター「ココメロン」のぬいぐるみをプレゼントしようと考えていた。だが先月はオンラインでも、メーン州ヨークの自宅近くのどの店舗でもこの3商品は売り切れだった。
米でショッピングボット急浮上、贈り物の品不足で
小売りサイトをクロールするボットと契約してクリスマスプレゼントを確保する親が増えている
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