イーロン・マスク氏はテスラのストックオプション行使により、約27億ドル(約3100億円)相当の連邦税を支払う必要がある。だが、マスク氏が持ち株売却についてツイートし、株価下落を招かなければ、税負担はさらに重くなっていた。
株価の変動は米政府、マスク氏、テスラのいずれにも金銭的な影響をもたらす。テスラ株が下がれば、最高経営責任者(CEO)であるマスク氏にとって目先の課税額が減るだけではない。将来持ち株を売却すれば、それに伴って支払う必要が出てくるであろう税負担も軽減される見通しだ。マスク氏は昨年、カリフォルニア州からテキサス州に転居しており、将来の保有株売却について加州から課税されることもなくなるだろう。