「個」を認め合うコミュニケーションから始める

丁寧に、一人ひとりの「個」と向き合い、声を聞く。

これが大きな仕事を進める上ではとても大切です。

その時、僕自身もたった一人の「個」として参加します。

大きな組織の一部になった得体の知れない人物としてではなく、名前のついた一人の「個」として、そこにいようとする。

すると、何が歓迎されていて、何に不満を持たれているのか、相手の考えを正確につかめるのです。

「個」を見ようともせずに、無理矢理巻き込もうとしたり、押し付けようとしたりしても、うまくいくはずがないのです。

すべては「個」を認め合うコミュニケーションから、始まります。

(本原稿は、中野善壽著 『孤独からはじめよう』から一部抜粋・改変したものです)