2022年版でなんと17年目の刊行を迎える『和田裕美の営業手帳』。世の中にはさまざまな手帳が売られていまずが、これほどロングで愛され続ける定番商品はけっして多くありません。そして「営業手帳」という名称ではあるものの、愛用者は職業・年齢・性別を越えて多彩な層に広がっています。
1年を通じて持ち歩き、ひんぱんに使用する手帳というツールは、よほど気に入らなければリピートしないはず。なぜ『和田裕美の営業手帳』はそこまで多くの人に長く使われ続けるのでしょう。
そこで、2回にわたって『和田裕美の営業手帳』の中身を実際のページ画像とともに解説し、その魅力をお伝えします。2回めの今回は、年度単位で使うための配慮をした月間カレンダーや、各種コンテンツページを紹介します。
月間カレンダー
月間カレンダーは、いわゆる「月間ブロック」のフォーマットを採用した、月曜始まりのシンプルなカレンダーです。今月の目標を記入するスペースとともに、和田さんからの月ごとのメッセージが入っているのが特徴です。
さらに、この月間カレンダーは2022年分だけでなく2023年1月~3月の分も入っています。日本では多くの学校や会社などが、4月始まりの「年度」に沿って活動しています。そうした年度単位でのスケジュール管理をしたいという愛用者の声をきっかけにページを追加したのです。
このように愛用者の皆さん声を反映してバージョンアップをしてきたことも、『和田裕美の営業手帳』がロングセラーになってきた理由でしょう。
各種コンテンツページ
スケジュール管理をするページの他に、『和田裕美の営業手帳』にはこの手帳ならではの各種コンテンツが掲載されています。「営業基本動作」「陽転思考十ヵ条」「元気が出る言葉集」「年齢早見表」「鉄道・地下鉄路線図」などです。さらには方眼メモページやアドレス帳なども充実。それらのページも実際の画像で紹介しましょう。
「営業基本動作」は、その名のとおり営業パーソンの必須スキルを4ページにわたってまとめたコーナーです。まさに「営業手帳」ならではのページと言えます。これを参考にして営業成績を伸ばしたというユーザーも多いようです。
「陽転思考十ヵ条」は、心を明るいほうに向かって切り替えるための思考法をまとめたページ。『和田裕美の営業手帳』全体をこの考え方が貫いています。それに続く「元気が出る言葉集」には、和田さんの数多くの著書から素敵な言葉を選んで掲載しています。2022年版には厳選された24の言葉が載っています。
便利な「年齢早見表」のあとには、全23ページオールカラーで全国を網羅した「鉄道・地下鉄路線図」が入っています。スマホの路線アプリを使うことが増えた現在でも、印刷版路線図に利便性を感じる人は多く、その要望に応えたページとなっています。
巻末にはノート形式と方眼形式のメモページが17ページにわたって入っています。さらには、スマホの充電切れやエリア外に備えてのアドレス帳も。
そして手帳の最後には、和田さんから愛用者の皆さんへのメッセージとして、以下の言葉が贈られます。
【手帳は未来をつくります】
わたしは手帳を2冊使いにしています。1冊目は普通に予定を書いたりその日のメモを書いたりするのですが、2冊目は「こうなったらいいな」と思うまだ起こってない未来のことを書いているんです。
もう、人に見られたら赤面もののかなり厚かましい欲望だらけの「未来日記」です(笑)。
日々の日常には、楽しいことだけでなくて悲しいことやイライラしたりしてしまうこともありますが、そんなときは「こうなったら嫌だな」ということばかりに意識が向いてしまって、まったく自分の望まない方向に人生を動かしてしまうことがあるのです。
そんな、恐ろしいことは阻止したい! だから、わたしは寝る前に「未来日記」にわくわくすることを書いて「こうなったらいいな」にこころのナビを設定しているのです。
それが現実になるかならないかは問題ではありません。ただ、わたしも含め「書いたこと、ちょっとずつ現実になっています!」と言う人が多いのは事実。
きっとわくわくした未来をイメージすることで明日からの行動が変わるからなんですよね。
手帳って、未来もつくれるってこと。ほんとにすごい実力です。
(終わり)