コンサル会社は、学生の就職先としても人気だ。筆者も大手コンサル会社在職中は、採用試験の面接官も行っていたが、「この人は今すぐ採用したい」と思う人材には共通した特性があった。その特性とは。(リポタ株式会社代表取締役、経営コンサルタント 中野豊明)
コンサル就活は、どんなに真面目で優秀でも
「小粒」と思われたら負け!
今年も、大手コンサルティング会社の新卒生向け就職活動が本格化する時期を迎えた。
コンサル各社は「優秀な人材は制約を設けずに積極的に採用する」としているが、実際には既に採用予定数は決まっているものだ。そして良い人材にはかなり早いタイミングから内定を出している。そのため、就活シーズンが深まれば深まるほど残りの採用枠数が減り、候補者にとっては不利になってしまう。コンサル会社を志望する学生はとにかく早めに動くことが重要だ。
一方で、近年、採用面接を担当するコンサル社員側から「候補者はみな真面目で優秀だが、小粒だ」という話を頻繁に聞く。私も同感だ。入社できれば小粒であろうとも活躍の機会があるが、不採用になってしまうと話にならない。
一体どうすれば、小粒という印象を避け、コンサルティング会社への入社がかなうのだろうか。