コロナ禍による大きな生活生活の変化によって、自分の人生を見つめ直した人も多いのではないだろうか。仕事や人間関係…少し立ち止まって考えたくなった人にぜひ読んでほしいのが、2021年4月14日に発売後に続々重版、現在7万部を突破している『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』(クルベウ著 藤田麗子訳)だ。
TBS『王様のブランチ』でもBOOKランキング1位(文芸ランキングTOP10/2021年8月14日放送)になるなど、大変話題になっている。
読者からは「このタイトルは私そのもの」「すべての文章が刺さった」「大切な人にプレゼントしたい」と共感・絶賛の声が相次いでいる。
「自分らしく、豊かに生きるためのメソッド」が詰まった本書。今回は、日本版の「他人は自分の鏡」から、一部抜粋、編集して紹介する。
他人は自分の鏡
人を苦しめるのは人だ。
他人の人生に過度に干渉したり
相手の気持ちを考えずに無神経なことを言ったり
弱っている人を利用しようとしたり
人を馬鹿にして自分を立派に見せようとしたり
他人を妬んだり、気に入らないからと意地悪をしたり。
こんな行動を取る人のせいで、人はつらくなる。
しかし、尊敬すべき素晴らしい人もいる。
誰かについて話すときは、常に言葉を慎んで気を遣い、
自分が正しいと容易に判断せず
相手の話にじっと耳を傾けてやり
相手に必要なものは何かを真剣に考えて
見返りを求めることなく分かち合い
自分の居場所で黙々とやるべきことをこなしていく人。
あなたのそばには、どんな人が多いだろうか?
あなたは今、どんな人だろうか?
素晴らしい人になりたいなら
素晴らしい行動を取り
好ましくない人になりたいなら
好ましくない行動を取ればいい。
自分がどんな人なのかは、行動が語る。
これから生きていく中で、たくさんの素敵な人に出会い、
私自身も他の人々にとって素敵な人になれたら嬉しい。
そうすれば、いつか“私”も他の多くの人々も
人のせいで苦しむのではなく
人によって幸せを感じる瞬間が増えるのではないだろうか。
(本原稿は、クルベウ著 藤田麗子訳『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』から一部抜粋・改変したものです)