コロナ禍が2年目に突入し、外食することが減って自炊の頻度が上がった人が多かった2021年。毎日毎食自分で食事を作っていると、ワンパターンになったり味に飽きてしまったり、何を作ればいいか思いつかなくなったり……ということも多いと思います。自分の作る料理に飽きた、支度に疲れた、という方のために、栄養バランスを考えながらその負担を軽減するコツをお伝えします。(栄養士・健康経営アドバイザー 笠井奈津子)
今年は年末年始も自炊ざんまい?
年末年始は実家に帰ったり、旅行に行ったりとあちらこちらでおいしいものを食べる機会が多い時期。例年ならいろいろおいしいものを食べて、「仕事始めがダイエット始め」というビジネスパーソンが多いでしょうが、今年もまだまだそういうわけにはいかなさそうです。また、冬休みを前にして、家族のために毎日3食作らなくてはいけない日々に戦々恐々としている方も少なくないのではないでしょうか(かくいう私もその一人です)。
コロナ禍で自炊が増えて健康的な食生活にシフトできたのは良いこと。でも、自分が作る料理にもだいぶ飽きてきた……というのも正直なところですよね。しかも、飽きてきたということは、作るお料理が偏りがちで、そのせいで摂取する栄養にも偏りが出ているかもしれません。
そういうわけで今回は、年末年始も自炊ざんまいになりそうな方、普段の食事作りに疲れた…という方のために、栄養バランスを考えながらその負担を軽減するための夕食作りのコツをお伝えしたいと思います。