RJ・スカーリンジ氏は10代の頃、駐車場で車の下をのぞき込んだり、自分の部屋にスペアパーツをため込んだりするなど、自動車業界について勉強しながら成長した。38歳になった今、その業界を破壊したいと考えている。  スカーリンジ氏が経営する電気自動車(EV)メーカー、リビアン・オートモーティブは、米デトロイトの巨大自動車メーカーに真っ向から挑戦状を突きつけている。先月の新規株式公開(IPO)では、2014年以来の米IPOで最大の資金を調達し、スカーリンジ氏は瞬く間に億万長者となった。