米製薬大手ファイザーは14日、開発中の新型コロナウイルス感染症向けの経口治療薬「パクスロビド」がコロナ変異株「オミクロン株」に有効であることが暫定的な実験で示されたと発表した。  ファイザーはパクスロビドについて後期臨床試験(治験)の最終分析結果も公表し、重症化の恐れがある成人患者に対する入院・死亡リスクを89%低減させる効果が得られたとした。  米食品医薬品局(FDA)は現在、重症化リスクがある成人のコロナ患者に対するパクスロビドの使用許可を検討している。FDAは年内に承認の是非を判断する可能性もある。 。