「パンデミック・パピー(子犬)」という言葉が生まれるほど、新型コロナ下でペットを飼う人が増加したことが報じられているが、動物保護施設にとって2020年はそのような素晴らしい年ではなかった。21年はさらに悪い年になりそうな状況だ。ペット保険会社のペットヘルスによると、少なくともシェルターと呼ばれる動物保護施設やレスキュー団体では、20年に引き取られた犬と猫の数は19年に比べて減少した。同社開発のシェルター管理ソフトは北米のシェルターやレスキュー団体の約7割で採用されている。そして現在、今年の引き取り数は昨年の水準を下回っていることがペットヘルスのデータから明らかになっている。さらに懸念されているのは、1~10月の動物の安楽死処分数が、前年同期よりも多くなっていることだ。
コロナ下の保護犬猫、意外な現実
動物保護施設からの犬猫の引き取り数は2020年に減少、今年も引き続き減少傾向
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