ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と中国の習近平国家主席は15日、欧米諸国による内政干渉に抵抗し、両国の安全保障上の利益を守るために協力体制を強化していくことで合意した。ロシア政府によればプーチン氏はオンライン形式で習氏と会談。両国は「お互いの内政に干渉しない方針、また国境を恒久的な平和と良好な隣国関係のベルトへと変化させる双方の合意」に基づき、協力体制を構築してきたと中国側に伝えたという。一方の習氏は「世界の一部の勢力」が民主主義や人権を掲げてロシアと中国の国内情勢に干渉していると主張。中国外務省によれば、「多国間主義や規則を装った覇権主義的な行為や冷戦時代の思想に断固として抵抗する取り組みを進めなければならない」と伝えた。