インド有数の再生可能エネルギー開発会社リニュー・エナジー・グローバルは最近まで、中国から輸入した安価なパネルを使用して大規模な太陽光発電ファームを建設することに注力していた。しかし、にわかに方針を転換。同社も同業他社も、パネルや部品を自分たちで製造することを計画している。中国による太陽光発電サプライチェーン(供給網)の支配を打破するインドの全面的な取り組みの一環だ。中国、米国に次いで世界第3位のCO2(二酸化炭素)排出国であるインドは、再生可能エネルギーを大幅に増やすことで気候変動に対応しようとしている。しかし、そのためには国内に太陽光発電産業を創出し、地域の主要ライバルにこれ以上依存せずに済むようにしたいと考えている。