中国の西安市は22日、1300万人の市民に対し、自宅に待機して不要不急の外出を控えるよう要請した。同国で今年実施されたロックダウン(封鎖措置)としては最大規模のひとつとなる。市当局によると、中国北西部に位置する同市では12月9日以降で140件余りの新型コロナウイルスの感染者が確認されたという。国家衛生健康委員会(NHC)によると、21日に全国で報告された57件のうち、52件が西安だった。また、最近北京や東莞などで見つかった感染者は西安からの旅行者だったという。西安当局者は、同市で報告された感染症は新型コロナの「デルタ株」だったと述べた。国営メディアによると、中国の複数の都市では海外からの旅行者の間でオミクロン株への感染が報告されており、少なくとも1件は国内の市中感染だったという。
中国、西安をロックダウン コロナ感染が集中
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