お笑いタレントで3児の母でもある、くわばたりえさんも実践されている「親子できたことノート」。「親子できたこと」ノートでは、子どもができたことを書くのではなく、「親ができたことを書く」というのがポイントです。なぜ親ができたことを子どもに見せることで、子どもの自己肯定感やチャレンジ力がアップするのでしょうか。そこで今回は、行動科学専門家・永谷研一さんの新刊『いいところが見つかる!やる気になる!親子できたことノート』(青春出版社)から、「親子できたことノート」がもたらす効果について抜粋紹介します。
なぜ親も“できたこと”を書く必要があるのか
「親子できたことノート」はその名の通り、“親と子”で「できたこと」を書いていくものです。子どもに「できたこと」を書かせて親がほめようという、一方通行のものではありません。子どもと一緒に親自身も日々の「できたこと」を書き記していくものです。
私の主宰する“親子セミナー”で、こんな質問をするお母さんがいました。
「なぜ、私もやらなくてはいけないのですか?」
「私のことはもういいんです。子どもを何とかしたいのです」