ひろゆきが教える「相手の本性が丸裸になる質問」ベスト1ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

「口だけ」の人

 みなさん、日常生活では、いろいろと体裁を取り繕って生きていると思います。「仕事ができると思われたい」「いい人と思われたい」「優秀に見せたい」。そういう思いが多少はあると思います。

 たとえば、面接のような場面では、そうやってセルフブランディングした自分をアピールする場になっていますよね。

 でも、それが本性であるかどうかは別です。「頑張ります!」と宣言して入ってきた人が、いざ仕事が始まって半年も経つと、「あいつ口だけだったな」ということがよくあります。

 ということで、その人の本性を見抜くための質問について説明したいと思います。

「価値観」が出てしまう質問

 僕が面接で必ず聞くことがあります。

 それが、「休みの日に何をしていますか?」という質問です。

 平日に仕事で稼いだお金を、土日にどのように使っているのか。そこにその人の「価値観」が出ます。

「あなたのやりたいことは何ですか?」という質問をすると、考え込んでしまう人が多くいます。けれど、「休みの日に何しているか?」という聞き方だと、すでにやっていることが聞けるし、その延長線上に「やりたいこと」があることが多いので、将来のことも視野に入れられます。

「将来、別荘を持って絵を描いて過ごしたい」という価値観の人は、すでに土日の時間に絵を描いたり、田舎に遊びに行ったりしていることがほとんどです。

「現在進行形」はウソがつけない

 もし、「頭よく見られたい」という虚栄心でウソをついて「土日は本を読んでいます」と返してきたとしましょう。

 でも、「最近、何の本読みました?」「いま注目の本は何ですか?」と、少しつっこんだ質問をすると、すぐにボロが出ますよね。

 現在進行形のことって、ウソがつけないんですよ。

 家庭的だと思われたいから「料理が趣味です」と答えるような人もいます。でも、「今朝は何を作りましたか?」「昨日の晩は何を作りましたか?」と、つっこんだ質問をすると、やはりたじろいでしまいます。

 その人の本性を見抜きたいと思ったら、つっこんで聞くことが大事です。

 平気でウソをつくような人かどうかを確かめるのは、人間関係において重要なポイントです。これを確かめるのに、遠慮はいらないと僕は思っています。だって、そんな簡単なことでウソをついたり、見栄を張る人って、信頼できないからです。

 なので、どんどんつっこんで聞くようにしたらいいと思いますよ。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、40万部を突破した『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。