現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
38万部を超えるベストセラー『1%の努力』では、彼の「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)
「会話」が途切れてしまう人
みなさんは会話は得意でしょうか。僕は苦手です。なので、できるだけ沈黙しても平気な人と時間を共にするようにしています。
そうはいっても、沈黙が許されないような場面は誰しも経験があると思います。そういうときに限って会話が途切れてしまうんですよね……。
ということで、話を膨らませるのが苦手な人には、1つ共通点があるので、それについてみていきましょう。
ヘタな相槌は「これ」だ
会話が苦手な人は、相槌を打つことが目的になっています。
「そうですね」「たしかに」
この2パターンしか持っていない人がほとんどなんです。
でも、自分が話す側になるとわかると思うんですが、「そうですね」「たしかに」と言われてしまうと、そこから話が膨らんでいく感じがしないと思います。
「あれ、響かなかったかな?」
「自分の話は退屈かな?」
と、心配になってしまって、話すことがなくなってしまうんですよね。
話し上手な相槌とは?
会話が続く人は、相手の話を聞いて、気持ちが表れている部分を繰り返します。
「へー、その仕事が『大変だった』んですね」
「なるほど、それが食べられたのが『嬉しかった』んですね」
というように、相手の感情を繰り返してあげると、相手はより乗って話をするようになります。
逆に、どうでもいいことを繰り返す人もいます。
「へー、『デザインの仕事』をやっているんですね」
「なるほど、『北海道』に行ったんですね」
と、事実や単語の部分を繰り返してしまう人です。
これ、男性に多いんですが、事実確認をするような会話は、相手にとっては「そこは別に大事なところじゃないんだけどな……」という印象になってしまい、会話が途切れてしまいます。
ちょっと自分の相槌のパターンを見直してみてください。
そして、できるだけ相手の感情が乗っかっている言葉を繰り返してあげるのです。それだけで、「そうそう! それで……」と、途切れない会話になると思います。話が苦手な人は、ぜひ試してみてください。
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、38万部を突破した『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。