米リッチモンド連銀のトーマス・バーキン総裁は7日のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派的な金融政策見通しへの支持を表明した。また量的緩和策終了に伴う利上げに前向きな姿勢を示した。バーキン氏は、資産買い入れ策の段階的縮小(テーパリング)を加速させるとした昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)の決定について、「大いに支持する」と述べた。FRBは12月のFOMCで資産買い入れを今年3月に終了することを決定。また年内に3回の利上げを想定していることも明らかにした。複数のFRB当局者は、利上げ開始時期として3月がふさわしいとの見解を示している。バーキン氏はこうした見方に同調するとし「現在の失業率の水準は当然ながら極めて健全で、それが継続する経済状況で、物価上昇圧力が高止まりしているならば、われわれはその使命と枠組みに基づき、正常化に向けて動く必要があると考える」と語った。