「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」や勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!
右脳でイメージして、左脳で答えを出す
「イメージで覚えたことは記憶に残りやすい」というお話を以前しました。ただ、イメージしただけではまだ本当に覚えているとはいえません。
イメージしたことを言葉や文字にする、つまり「言語化」してはじめて、知識として脳に刻まれるのです。
参考書を見て勉強したり、本を読んだりしたとき、その瞬間は「ああ、わかった」「理解した」と思っても、そのままで終わらせてしまうと、本当の意味での知識にはなりません。
「誰かに説明する」「ブログに書き残す」など、自分の言葉で再認識することをぜひやってください。
言語化することは、いわゆるアウトプットの1つです。
頭のいい人は、「言語化する作業」に長けています。頭の中で考えていること、形になっていないイメージを相手に伝わるように言葉にすることが自然にできるのです。
具体的にわかりやすく説明できる人は、しっかりと内容を覚え、自分で認識できているということ。反対に、どんなに自分の中で理解しているつもりでも、言葉で説明できなければまだ自分の知識にはなっていないのです。
なぜ言語化することでしっかりと覚えられるのでしょうか。
それは脳の働きと密接な関係があります。イメージをするのは「右脳」、言葉にする作業は「左脳」が司っています。どちらか一方ではなく、両方が働くことがポイントで、双方のバランスのいい人が本当に頭のいい人です。
現在の日本の教育は、どうしても左脳偏重傾向にあります。右脳も鍛えてバランスよく使えるようにするには、学校教育とは別のトレーニングが必要です。
『1分間瞬読ドリル』は、右脳と左脳を連動させ、両方を同時に鍛えられる脳トレドリルです。
本書には、5つの文や絵、単語から1つだけ違うものを探す問題があります。そのとき、「なんでこれが違うと思ったんだろう」と考えてみることをおすすめします。色、場所など、何を基準にほかの4つとは違うと思ったのか。正確に答えられなくても、単に直感でもかまいません。「なぜ?」と考えて答えまで出す行為が、アウトプットなのです。
問題を見たときに右脳でイメージして、左脳で答えを出す。短い時間で言葉にする。このトレーニングで、右脳と左脳がバランスよく鍛えられ、また一歩、「頭のいい人」に近づくのです。
*本記事は、『1分間瞬読ドリル』から一部抜粋し、追加取材・加筆したものです。