テイクツー・インタラクティブ・ソフトウエアの手柄を多少は認めるべきだ。買収の機会を逃さなかったのだから。「グランド・セフト・オート」や「レッド・デッド・リデンプション」などの大ヒットゲームで知られるテイクツー・インタラクティブは10日、モバイルゲームメーカーのジンガを買収すると発表した。買収額は現金と株式を合わせて約127億ドル(約1兆4600億円)に上る。買収後のネットブッキング(商品・サービスの正味販売額)は2022年の予想で約70億ドルとなり、テイクツーは業界トップのアクティビジョン・ブリザードやエレクトロニック・アーツ(EA)に迫る規模になる。ファクトセットによると、アクティビジョンとEAの今年のネットブッキングは80億~90億ドルと予想されている。