米アトランタ地区連銀のラファエル・ボスティック総裁は10日、現在ゼロ近辺にあるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を早ければ3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で引き上げることについて前向きな姿勢を示した。また、連邦準備制度理事会(FRB)の年内の利上げ回数を3回と予想していることも明らかにした。ボスティック氏はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、「どの会合でも何らかの政策行動がとられる可能性がある」とし、「3月の会合が金利変更を検討する場になることについて、完全に受け入れる用意がある」と述べた。また、インフレ進行と極めて好調な労働市場を理由に、FRBは予想よりも早く行動する可能性があると指摘した。