米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は11日、新型コロナウイルス感染拡大の間にFRB関係者が金融取引をしていたことへの批判を受けて進めていた倫理規則の広範な見直しを近く終了すると述べた。米上院銀行委員会が開いた同氏の議長再任指名公聴会での発言。この前日にはFRBのリチャード・クラリダ副議長が14日に辞任する意向を明らかにした。個人的な取引を巡る疑問を引き起こしたことで辞任するFRB関係者はこれで3人目となる。パウエル氏は公聴会で「国民のわれわれに対する信頼を守る必要性を極めて真剣に受け止めている。われわれの新たなシステムは政府の中で最も厳しく、私がどこで見たものよりも厳格だと考えている」と述べた。
FRBの倫理規則厳格化、間もなく完了=パウエル議長
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