多くの国が新型コロナウイルス感染者の急増に見舞われる中、一部の国でワクチンの2回目のブースター(追加)接種が始まった。公衆衛生専門家によれば、2回目のブースター接種(通常は累計4回目の接種)が導入された事情はさまざまだ。中南米のチリとブラジルでは、それまで主流だった、効果が低いとされる中国製ワクチンを2回目のブースター接種で補完できる。一方イスラエルは、米ファイザー製ワクチンの3回目接種から数カ月で免疫力の低下が見られたため、4回目を実施して防御力を高めたい考えだ。4回目の接種が有効であることが明らかになれば、他の国にとっても参考になるかもしれない。だが一部の専門家は、現時点のコロナ対策として4回目が必要かどうか疑問視している。
ワクチン追加接種2回、実施事情は国それぞれ
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