ジョー・バイデン米大統領は11日の演説で、議会審議が長らく停滞している民主党主導の選挙関連法案について、上院規則の変更が必要だとしても支持するとの考えを示した。民主党の上下両院議員は法案を支持しているが、共和党と議席数が並ぶ上院では法案の前進に60票の賛成票が必要で、共和党の反対により60票を確保できるめどは立っていない。民主党は同時進行でフィリバスター(議事妨害)の見直しにも取り組んでいるが、上院民主党のジョー・マンチン議員(ウェストバージニア州)とキルステン・シネマ議員(アリゾナ州)の2人がそうした手法に抵抗しており、何らかの進展があるかは不透明な状況となっている。
バイデン氏、議事妨害規則見直しに支持表明 投票権法案可決のため
有料会員限定
あなたにおすすめ